代々の柿右衛門が大事に守り育てつづけてきた美しく豊かな表情をもつ濁手(にごしで)の「白」。野山に咲く草花との語らい(スケッチ)を重ねながら、私なりに探し求めてきた柿右衛門の「赤絵」。それらをひとつに溶け合わせ、その中で自分の思いを表現することに力を尽くしてまいりました。
伝承されてきたことをその時代の呼吸が感じられる仕事として為す。それが伝統を守り伝えていくことだと信じてやみません。
これからも伝統という大きくてゆるやかな流れに逆らうことなく、今の時代に即した良いもの作りに自然体で取り組んでいきたいと思っています。





